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先週、越後霊場巡りに行った時、「湯治場」に泊まりました。

小千谷近くの山の奥に、人知れずにヒッソリとした秘湯が有りましてなぁ。
昔は湯治場として、長期滞在して自炊も出来たそうです。

栃尾又温泉の「神風館」(クノックしてね)という所で、そこには3件しか宿が無く、その道の奥は行き止まりです。

 この左側が泊まった宿です。

この3件の宿は親戚同士で、元は1件だったそうです。

 宿の中には、こんな部屋もあり、朝起きた時に、ザブトンに座ってタダのコーヒーを飲みながら、新聞を読みました。

宿に着いた時は、歩き疲れていたので、すぐに部屋へ入ってノビノビしたかったのですが、主人のジサマが「まず温泉への行き方を・・・」と言って、荷物をロビーに置いて案内しはじめます。

ここの宿は温泉がメインで、ツウの人にとっては、かなり有名な温泉らしいです。

一番上の写真に、二階の渡り廊下が有りますが、その右側の建物に「下の湯」というのが有り、この「下の湯」に入らないと、ここに来た価値は無く、この温泉宿に来る人は、それが目当てだそうな。

「下の湯」というのは、80段ほどの階段を下りて谷川付近に自噴している温泉らしい。

 これが階段です。

ジサマは、「この階段の木の材質は、全て桐です。」と言って自慢していたが、何で桐にこだわるのか、わからんかったが、足裏が冷たくないらしく湿気も取るかららしい。

食事後「下の湯」に入ってみました。

はっきり言ってヌルイ!!

「ゴラア゛~ヌルイぞぉ~・・もっと薪をくべて熱くしろ、カゼひいたらどうするんじゃ!!」と文句を言ったら、皆から笑われますので注意してください。

ジサマも「この「下の湯」は、体や頭を洗ったりする温泉ではありません。じっくり湯につかるための湯です。」と説明してました。

そのため洗い場は、一畳位の広さに、申し訳なさそうに蛇口が1個だけ付いており、その代わり湯船は15畳ほどの広さがあり、先客が三人、湯船にジイッ~と目をつぶって浸たり瞑想をしとりました。

σ(*_*)も体を浸かってジイッ~と瞑想しました。

脱衣所に「入浴の心得」ちゅうのが有りましてなぁ。

それには「静かに入りたい人のため、大声で話したり、むやみやたらの話しかけをしたらアカン」と書いてありました。

ええ事ですなぁ・・さすが湯治場じゃのおう。
日々の雑念を離れ、静かに湯に浸る。

σ(*_*)はあまり長湯をする方では無いので10分ほど浸ったら出ましたが、先客は一人が出ただけで、残り二人は、まだ瞑想をしとりました。

聞く所によると寝てしまったり、長湯し過ぎてノボセた人も居たらしい。

「上の湯」は入らなかったけれど、普通の熱い温泉らしいです。

そいで、「上の湯」「下の湯」は時間交代で、男湯と女湯に入れ替わります。

残念じゃたのおぅ、混浴でなく。(^O^)

今回は越後屋と一緒に行きましたが、越後屋が言うには、さすが女・・
「下の湯」ではオバハン同士が大声で話すわ・・話し掛けるわ・・だったそうです。


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