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今は主家を離れ浪々の日々を過ごす、名も無きトシヨリでごぜえます。

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連泊する人も居るために、食事は飽きないように毎回変わります・・と書いてありました。

 1日目の夕食

 翌朝の朝食(1日目)

 2日目の夕食

 翌朝の朝食(2日目)

ホンマに毎回内容が違ってました。

そいで、普通の宿ならば海魚の刺身とか何とか・・山奥と関係無い海の物がワンサと出て来るのですが、食材のほとんどは山の幸でした。

エライ!!・・ほんまにエライ、ここまでする所は、あんまり無いと思う。

宿のジサマは、「ここはホントに見る場所が何も無い所で、宿のサービスも他の宿のような行き届いた物ではありません。ただ湯につかるだけの所です。」と言うとおり、ホンマに見る物は何も無く、近くの薬師堂だけだった。

はい、コンビニも土産物も食堂も有りません。

昼食は無いので、連泊する人は塩と梅干しを持って来てお櫃に残ったご飯を、オニギリにして昼食代わりにする人も居ました。

昔の宿は、自分用の残り物で、その日の昼食の弁当を作る・・という事が当たり前だったらしいですねぇ。

ジサマの言うように、確かに一流ホテルや御宿のような、いたりつくせりのサービスは無く、フトン敷き、食後のお膳は廊下に出すのは自分たちでしました。

宿に完全なるサービスを求めるならば不向きですが、一日中ノンビリと湯につかったり、世俗の煩わしい事を忘れるためボケェ~とする時間が欲しい人には、最適の宿と思います。



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