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今は主家を離れ浪々の日々を過ごす、名も無きトシヨリでごぜえます。

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巡幸途中は、決められた場所で御神輿が止まって「ワッショイ」をしたり、神事を行います。

「ワッショイ」は3回やりますが、最初のうちは高く上げれましたが、何回もやってると、疲れて来てるので肩位の高さまでしか上がりまへん。

神事を行う時は、「ワッショイ」をやってから、素早く御神輿の下に机みたい物をサッと入れて御神輿を載せ、チョビットだけ担ぐのが休めます。

間をおかずに神輿の前に供え物の酒やら、何やらが手際よく置かれたと思ったら雅楽が演奏されます。

ここんところは略式のテープなんかじゃ無く、ちゃんと笛・笙の雅楽をする人が4人ほど付いており、演奏が始まると、厳かに神主が早口で祝詞をあげます。

で、その間の担ぎ手は神輿の下で、目立たないように、うずくまっております。

神妙な顔して黙っておれば、ええもんを・・なんせトシだけ食って、文句垂れるヤツばっかしなので

「きつかったのおぅ、早よぉ~終わらんかなぁ、後何回ほど有るんじゃ」
「後3回ほど有るでぇ」
「省略して真ん中付近でやっちまい、1回で終わらせりゃ、ええのにのおぅ」

「σ(*_*)、もう神輿担ぐのを十分に堪能したから、もうこれでええわ。
この次から掛け声だけ横から入れてやっから、それでいいじゃろ。」

「何言ってまんねん・・しかし42の時は、こんなに重く感じなかったけれどなぁ」

と、ブツブツ言い合ってたが、たぶん神主にも聞こえていたやろなぁ。

御神輿を担いでいると、時々急に重くなる事が有り、その時はだれかが手を抜いた時で、これがまた、すぐにわかるんですなぁ。(^O^)

この急に重くなった時は、ホンマに自分も手を抜いて逃げたい気持ちになります。
たぶん神輿を担いだ人ならば、この気持ちはわかると思う。

しかし、自分も手を抜くと他の人に、その分の重さが加わり波及効果で、ついには神輿が支えられなくなる恐れがあるので、コンジョ出してでも、その分をカバーしなければなりまへん。

そおいう意味では、神輿担ぎは団結力と任務遂行的自己犠牲精神が無いとアカンですなぁ。

「ワイさえ良けりゃ、ええんじゃ」という考えだったら、神輿を担がない方が、まだジャマにならんだけマシな気がする。
ただでさえ前の人の踵を踏むような、狭い状況なんだから・・

今まで御神輿を担いでるのを見て、「ワァ~楽しそうだなぁ・・!(^^)!」と思ってたが、これほどキツイもんだとは思わなかった。
何事も体験してみないと、わからんもんです。


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