定年退職

ホンマだったら、この３月末がσ(*_*)の６０才定年退職でしたが、コンジョ無しなので５年早く辞めちゃいました。

前職での今ではどこへ行っちまったのか不明の同期生達や、あるいは見知らぬ昭和２４～２５年生まれの方々、ご苦労様でした。

面白い事ばっかりでは無かったと思う。
腹の立つ事、イヤな思い、悔しい思いも何度したことでしょう。

まさに「顔で泣かずに、腹で泣け」という言葉通りの事も有ったと思います。

さて５年早く辞めちまって、その５年間はσ(*_*)にとっては何だったろおか？・・と、つらつら思ふ。

ホントは辞めた時に、バアッ～と四国遍路を一人でゆっくりとやってみたかったが、２つの理由でやらなかった。

理由１
越後屋も行きたいのがわかってるので、一人残して行くのがカワイソーで「行きたい」とは、よぉ～言えんかった。

あっいえ、愛してるからでは無いのです。
ほれ・・皆の衆も知ってるようにσ(*_*)は気弱でコンジョ無しなもんだから、人を押しのけてまで自分だけがやりたい事をする・・・というのが、よぉ～出来ないんです。

理由２
息子が夜勤で、家人を起こさないようにソオッ～と出かけるのを見ると、皆が働いてるのに自分だけが好きな事をするのに、もんのすごく気が引けた。

以上の理由で四国遍路はしなかったですが、やはり働き蜂の日本人の習性かＤＮＥが残ってるのか、何か働いていないとカッコ悪いと言うか、他の同年輩の人達にも引け目を感じるのですねぇ。

そいで統計調査員・ユウメイトをやりました。

前職の先輩から「辞めてから自分の生活パタン・スタイルをつかむのに３年かかった」と言われ、その時は「ふぅ～ん」と何も考えなかったのですが、今はその意味が十分にわかります。

もしこれから退職を迎える人達に何か言葉を掛けるならば、やっぱり先輩が言ったのと同じ事を伝えたい。

どんなに辞めてからの生活パタンをしっかり描いていても、実際とは必ずズレが有り、先輩が言ってたように辞めてから３年ほどは、試行錯誤しながら過ごすと思います。

σ(*_*)は、この５年間でその迷いを経験したので、後はジタバタせず成り行きにまかせる生活をすると思う。

でも辞めるまでに「尺八」「遍路」という趣味を持っていて良かった。

この趣味が無かったら、何の生き甲斐も楽しみも無く、ボケエェ～ッと過ごさなければならんかったかもしれん。