やっちゃん

配達が終わって局に帰ると、入口で郵便トラックが通路をふさいでおり出るのを待ってました。

そこへ黒塗りの車が二台止まり、後ろの車の中から黒い服を着た若い衆が一人降りて来ました。

おおおぉ・・葬式でも有って香典の金でも下ろしに来たんかな・・と思ってたら、次にやっぱし喪服みたい黒っぽい服着た、頭のハゲた、カップクの良いトッツアンが降りて来ました。

おぉぉ・・坊さんも乗ってたのか・・・ついでにお布施を定期貯金するつもりで乗せてもらったんかな？

ふと前の車を見ると、車の両ドアにやっぱり黒っぽい服着た人相の悪そうな若い衆が二人立ってこっちを見ており、これを見て始めて「あぁぁ・・やっちゃん達かぁ・・・」とわかりました。

凄いでんなぁ・・ホンモノのやっちゃんを始めて見たでぇ。
映画やドラマのようにホンマに若い衆が車のドア付近で立ってるんですなぁ。

某官公庁のようにピシッと不動の姿勢とか休めの姿勢ではなかったが・・・そこら辺が、やっちゃんと某官公庁の違いでしょうなぁ。

こんな片田舎の郵便局に何しに来たんじゃろ？
カツアゲするには貧弱な局だから金にはならんやろおしぃ・・

まさか郵便切手や葉書を買いに来たんじゃないやろしぃ・・
自払機で金でも下ろしに来たんかな。

とにかく、こんなイナカで珍しいモンを見せてもらいました。(^O^)